「仙骨を立てる」とは?



丹田呼吸、ストレッチ、ヨガ・・・いろいろな健康法にでてくる言葉があります。
「仙骨を立てる」という言葉です。
あるいは「仙骨を閉める」とも書いてあったりします。 さらには「御尻をすぼめる」「お尻に力をいれる」「肛門を締める」なんてことが、特段説明もなく、 さも常識のように書いてある健康本が沢山あります。
もちろん説明が入っている健康本もありましたが、 小生にはどうにも理解することが出来ませんでした。
しかし色々な本に「仙骨を立てる」という言葉が出てくる以上、 有用かつ重要なテクニックなのだろうと思うと、わからないまま放置する気にはなれませんでしたので、 ネットで調べたり、丹田呼吸や仙骨関連の健康本を読む内に、 小生が理解できる表現にでい、いわゆる「仙骨を立てる」ができるように成りました。
正確には「できるようになった気がする」です。 なにせ正確なやり方や感覚がわかりませんので、小生のやり方や感覚が 正しいやり方なのかどうなのかは保証しかねます。あしからず。


@尻尾をイメージする
 仙骨を立てるのは、据わっている常態よりも、立っていたほうがやりやすいように思えますし、これから小生が提示するイメージもしやすいので立ち上がってください。姿勢は普通でいいです。
 人間には昔、尻尾があったそうですが、今でもその名残で、尻尾の根元の骨は残っているそうです。
 ともかく、猫か犬のような尻尾が生えているイメージをしましょう。

A尻尾をまたのしたに潜らせる
 イメージした尻尾を、自分のまたの下に持ってきましょう。
 股の下をくぐらすときに、一気にしっぽ全体をくぐらすよりも、 尻尾の先→真ん中→付け根 と足の間を通過していくようイメージするとやりやすいと思います。  御尻の穴がすぼまる感覚がしてきましたでしょうか? 感覚がない場合、尻尾が股下の地面に吸い込まれるようなイメージを持ってみてください。
 ※ここでうまくいかなくても大丈夫です。

B尻尾を股下から前へ
 両足の下にたれている尻尾を前へ。これで尻穴がググッと閉まった感覚、これが仙骨を立てた状態だと小生は勝手に思い込んでいます。
 この状態で方をおろしながら息を吐けばクンハバカ、息を絞って吐けば丹田呼吸だと思い込んでいます。
 さて、うまくいかない人向けに、解説を。
 尻尾の位置のイメージを、後ろ(普通に尻尾が生えている位置)→下(またの間)→前と、後ろから前へまわすイメージを持ってください。
 それでも出来ない人は、まず尻尾の先をイメージして後ろ→下→前と持ってきてください。尻尾の先につられて尻尾本体も、尻尾の付け根の骨も後ろ→下→前です。
 とにかく下へ,とにかく前へ、と力を入れてもうまく行きません。後ろ→下→前と廻すイメージが大切です。
 尻尾の付け根の骨をイメージすると、もっと強烈に閉まります。
 付け根の骨(お尻の割れ目のちょっと上にある骨)を、後ろ→下(肛門)→前(チン個)ともってくると
 「いったい俺の尻穴はどれだけ閉まるんだ!」と思うほど、いままで経験したことない間隔の閉まり方を体感できると思います。


●効果はよくわかりませんが丹田呼吸やクンバハカは、 仕事での待ち時間やエレベータの中、さらには身動きできない満員電車の中ででも他人に悟られることなく暇をつぶせるので、 なかなか有用な技術だと思います。
またストレッチなどで一定のポーズをとったときに仙骨を立ててみると、 いままでまったく意識しなかったからだの中の筋(インナーマッスル?)が 伸びているのが分かって面白くなってきます。
ただし、あくまで正しいやり方なのかどうかはわかりかねますので悪しからず。



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